施術の極意

当院のブログをご覧いただきありがとうございます。

とよだ鍼灸院、院長の豊田でございます。

 

突然ですが、

私には鍼灸施術とほぐし・整体の基礎を教えてくださった師匠にあたる接骨院の院長先生が存在します。

はり師、きゅう師の免許を取得後の2年間お師匠先生の施術技術を「視て」学びました。

 

・・・・今の時代では考えにくいと思いますが、

この業界は数十年前まで、師弟制度でございました。

 

技術はお師匠先生の施術を視て盗むもの。

技術に関してはお師匠先生に「質問」するのではなく「確認」する。

お師匠先生をお手本にして自分自身で学び、技術を磨くことが通常運転でした。

今でもこのような「師弟制」で教育している整骨院、もしくは接骨院はあるのでしょうか・・・・。

 

懐かしくもあり、時代の変化に感慨深いものがございます。

 

私が2年間修業した接骨院で学んだことは、

今になっても試行錯誤し続け、日々精進を重ねております。

 

私がお師匠先生から学んだ施術の極意(はり)は

・・・・・以上です。

お師匠先生の接骨院から巣立ち、病院、整骨院グループ、個人経営の整骨院で働いている間も

ただひたすら、私はお師匠先生から学んだ施術の極意を追求し続けました。

形は変わっても、根本は変わらない。

「全身の感覚を研ぎ澄ませること」は施術のみではございません。

施術を行う前から、感覚は全開フルスロットル状態です。

私の施術は「視ること」からはじまります。

来院客の方から辛い症状をお聴きし、お身体の状態をひたすら視ます。

その方を辛くさせている「結果」と黒幕である「原因」二つをつなげる「縁」を見つけ出す。

そのための「視る」

「縁」が見つかったら、もつれた糸をほどくように私のもち得る技術を駆使し、

全身のバランスを調整いたします。

そして、全身を調整した結果症状の改善につながったか、

様子を見ていただきます。

これが当院の施術の流れです。

ただ、「感覚」頼りに施術を行うのは危険ですので、

感覚を研ぎ澄ませながら、全体の状態を視て施術の選択と強度の加減をしております。

 

私の施術はマニュアル化されておりません。

基本技術はどれもオーソドックスであり、定番の手法ですが、

来院客様の状態がどう視えているかで技術の組み合わせや、施術工程の組み立てが変わるので

常に変化します。

その方、その方に合わせた施術を行いますので、

マニュアル化できないのです。

 

肩こり一つでも、どれだけ視方があるのか。

人体の上下左右前後ろの関節、筋肉の状態と連動性を考え、

その方の、生活環境、癖、ストレス、肉体疲労度を視たら

マニュアル化なんて至難の業。

・・・・・不可能です。(私には)

 

状態が近くても、同じではないので、

細かく観察しないと全身調整はもとより、改善ができないのです。

「一からあなた様仕様に組み立てる。」

 

これが「当院の極意」でございます。

 

当院の施術が気になりましたら、お気軽にお問い合わせください。