当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
とよだ鍼灸院、院長の豊田です。
前回ははり道具について語らせていただきましたので、
今回はお灸道具についてお話させていただきます。

お灸の個数や量については、ハリと同じで
お身体の状態に対応しうるだけのお灸を使用いたします。
ハリとお灸は使用道具、施術工程、受ける刺激は違いますが、
「筋肉の緊張を和らげる」という目的は同じですので、
施灸する際には、施術を受ける方のお身体の状態と、
鍼灸に対するイメージの良し悪しや、トラウマ等を考慮しながら行います。
当院のお灸は3種類。
用途に分けて使います。
まずは

МT温灸は温灸器に艾を着火した炭化棒灸を入れて器を温め使用します。
燃焼範囲は3種類の中で一番広く、こわばった筋肉を和らげます。

本来、棒灸は煙が多く、匂いも強いのですが炭化棒灸は煙の量が少なく匂いも強くないので
全身に使用できます。
当院1番人気のお灸です。
次は

分かりやすく言うならば「せんねん灸」です。
燃焼範囲はМT温灸と透熱灸の中間位で燃焼温度は42~44度。
当院では一番ソフトな台座灸を使用しております。

最後は

艾を柔らかく米粒大にひねり、ツボに置き、線香で点火。
8割燃やして熱をほどよく通したら指で消火。
お灸の基礎技術であり原点です。
当院では灸痕がつかないように、灸点紙という専用のシールを貼り施灸いたします。
燃焼範囲はピンポイントで、一点の筋緊張を緩和させるのに効果的です。

・・・・なぜ、透熱灸を行っているときはこんなに不審者モード全開なのかと言いますと、
この施灸術は艾の燃え具合をしっかり見ないと失敗してしまうから。
「フツーに見たらいいんじゃないの?」
と突っ込みたくなるのでしょうが、私、老眼が強いため近くの物体が見えにくいのです。
・・・・・不審者にしか見えないでしょうが、平凡な一市民です。
・・・・舘さんモデルのハ●キ●—ぺを買おうか・・・・・
今、真剣に考えております。