「身体の歪み」について

当院のホームページとブログをご覧いただきありがとうございます。

とよだ鍼灸院、院長の豊田です。

今回は「体の歪み」に関する私の考えをお話しさせていただきます。

「体が歪んでいる」は施術者の立場から言わせていただくと、使用するには難易度の高い表現だと思っています。

インパクトが強い分伝えるには便利かも知れませんが、不安感も持ちやすくとても罪な言葉。

ですので、「身体が歪んでいるのか?」と問われると私は↑のように答えております。

大切なのは~「歪み」という概念をどのようにとらえているのか~なのです。

自身の姿を見るには鏡が必要です。

鏡は正面しか映さない。

そうなると、視点が二次元となり平面に見えた己の姿を認識します。

しかし人体は三次元。

正面だけでは認識できない関節の屈曲、伸展、回旋、外転、内転、上下、左右、後ろの位置関係や筋肉の状態支えられ、

身体のバランスは成立します。

「正面から見て歪んでいるように見える身体は自身の姿勢によりひとり人体遠近法が出来上がっている」

私はこのように考え、来院客のみな様のお身体を絵を描くときの視点で視ております。

そして、正面の状態を確認しながら見えない部分の筋緊張と、

関節の位置調整を行い、ひとり人体遠近法状態を解消し、バランスのとれた動きやすい状態を作ります。

人の身体は正面だけではありません。

全ての位置関係を調整してはじめて「歪んで見える状態」が解消されるのです。

ゆえに、姿勢保持は大切なのだと私は思います。

最後に大きい文字で言わせてください。

お顔の美しさもお身体のバランス次第。

そして、姿勢を正すことがお身体を歪んだように見せない最善の対策だと思います。